2022.7.20(加筆) 行政書士 阿部 勉

役所窓口

年金を受給されていた方が亡くなると、遺族年金や未支給年金が支給される場合があります。

それらのお手続きをおこなうためには、請求権をお持ちの方が、最寄りの年金事務所へ出向き、申請をおこなう必要があります。

 

 

市区役所で手続きを終えた後、年金事務所へ行ってみた

市区役所では、窓口へ行き、要件を伝えると、その場で対応してもらえるケースがほとんどです。

公的年金についても役所で受付はしてもらえるのですが、遺族年金や未支給年金の請求といった具体的な手続きのためには、市区役所とは異なる、年金事務所へ行かなくてはなりません。

無事に役所手続きを終え、時間もあるからということで、車をまわし、年金事務所へ行く事にしました。

 

その場で対応してもらえない!

市区役所と同じような感覚で、窓口で要件を伝えれば、その場で対応してもらえるとおもっていたら、なんと予約制であることがわかります。

手続きの概要などの説明を受けますが、具体的には何も進展せず、次回来所できる日を予約し、その日は帰宅することになります。

 

年金事務所の電話がつながらない!

わざわざ年金事務所まで足を運んでも、予約をするだけなのであれば、事前に電話をしておけば良いとも思いますが、これが何度電話をかけても、いつも混雑していて、待たされるばかり、全然電話がつながらないのです。

この時点で、非常に多くの人が、相続の手続きを進めることに嫌気がさし、心が折れてしまうようです。

 

まとめ

公的年金は非常に複雑で、わかりにくい制度となっています。

きちんと申請すれば、不利益なく、ご遺族の方がお受け取りいただける制度です。

面倒だからと放置するのではなく、制度趣旨に従い、きちんと申請されることをおすすめします。